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うちの子、ゲームばかりしてるけど勉強大丈夫なのかな?

「またゲームなんかして…」つい、そう思ってしまいますよね。でも、その経験がいつしか本人にとってかけがえのない経験になるかもしれないんです。

こんにちは。赤から和気インター店の三富です。

12月となり、いよいよ本格的に寒くなってきました。僕たちが仕事を終えて帰るころには、車のフロントガラスが凍っていて、エンジンをかけて何分か待たないと運転できなくなってきました。

さて、近頃発売されて、子供から大人まで多くの人の関心を集めているものがありますよね。

そう、ポケモンです。

僕も子供のころや大学生に遊んでいたゲームでもあります。

このブログを見ている方の中にも、お子さんが遊んでいる親御さんもいるのではないでしょうか。長年続いているゲームなだけあって楽しく遊んでいる光景が浮かびますが、一方でこんなことに悩んでいませんか?

「うちの子、ゲームしてばっかりで勉強してない…」

はい、僕が母親によく言われた言葉でもあります笑 どうしても気になってしまいますよね。定期テストの点数が落ちた日にはもう、「ゲーム没収!」と言われて泣いた記憶があります。

ゲームをすることは、悪いことなのか?

スポーツや習い事をしていた方がずっと良いんじゃないか?

そんな悩みを持たれている方に向けて、今回のブログを書きました。

前回のブログでも少しだけ触れましたが、実は僕自身が重度のゲーマーなんです。

前回のブログはこちらをクリック↓↓↓

誰だってすぐできるようになるわけじゃない。継続し続けてできるようになったこと。

任天堂の64からゲームを始めて

・ビデオゲーム(ドラクエとか、モンハンとか

・カードゲーム、ボードゲーム

・スマートフォンでのゲーム

・アーケードゲーム(ゲームセンターに置いてある筐体で遊ぶやつです

などなど、幅広いジャンルに手を出してきた僕から、ゲームをすることについて触れていきたいと思います。

今回のブログが

・お子さんがゲームをしてばかりで、将来が不安な親御さん

・就職などの重大なライフイベントの中で、ゲームをしていていいのか悩んでいる方

の役に立つことができれば嬉しいです。

 

ゲームは果たして勉強に役立つのか?大事なのは何をするのかではなかった

結論から言うと、ゲームをすることだけでは、お子さんの将来に生きることは少ないと僕は思っています。長年ゲームをしてきましたが、その経験が人生で役にたったかと言われると、むしろ役に立たなかったことのほうが多かったです。

…こう書くと、「やっぱり、ゲームさせないほうがいいんじゃん!」と思われる方がほとんどだと思います。たしかにゲームをしてきたことで役に立ったことは少なかったです。ですが、ゲームを通して気づいたことは多々ありました。特に、自分の内面について知る大きなきっかけになりました。

自分は、どんな生き方がしたいのか。それに気づかせてくれたゲーム

僕がドはまりしたゲームの中の一つにドラクエ9というゲームがあります。勇者がボスを倒して世界を救う、国民的ゲームです。

当時、ドラクエは一人で遊ぶゲームだったのですが、友達と一緒に遊べるシステムがとても流行った覚えがあります。モンスターに攻撃する戦士になるもよし、魔法を使って攻撃したり援護する賢者になるもよしと、主役になれるゲームのなかで、僕が選んだキャラは「レンジャー」という、器用貧乏な脇役キャラでした。攻撃もできるけど別に強いわけでもない、回復魔法も使えるけど応急処置でしかない、防御が固いわけでもないから盾にもならない…そんなキャラでした。自分自身はそんなに強くないので目立たないキャラだったんです。そう、自分自身は。

ですが、友達と一緒に遊ぶときはとても楽しかったんです。その時その時で必要なポジションで立ち回れて、仲間の攻撃を強化したり、回復魔法を使って死なないように立ち回ったり、敵の邪魔をしたりと。それは「自分は主役じゃないけど、絶対に必要な立ち位置」の理想でもありました。主役にならなくても、必要とされる人になれる。そんな生き方に、そしてそんな生き方を望んでいる自分に気づかせてくれた作品でした。

勉強だけしてたら出会えなかった。ゲームじゃなくても出会えたけど、ゲームだからこそ気づけたもの。

ゲーマーとして生きてきた中で一番大切なもの。それはゲームそのものでもなく、ゲーム内での実績でもなく、プレイ技術でもありません。僕が一番大切なのは人間関係だと思っています。特に面と向かって遊ぶカードゲームでそのことを感じました。もちろん多くの人と出会ってきた中で、続いている人もいれば離れていった人もいます。それはゲームだけではないと思っています。ですが、そこで出会えた人たちは僕にとって今の人間関係と同じくらい大切です。なぜならそれは、飾り気のない本当の自分でいられることができるからでした。自分が大好きなものをほかの人と一緒に楽しむことができる。勝つこともあれば負けるときもある。だからこそお互いが本気で対戦しているし、終わった後にテストの答え合わせをするように「ここってこうしてれば勝ってました?」「これ入ってたら負けてたわ」そんな会話をしたりもします。自分の安易なミスで負けた試合をいつまでもネタにさせては反省することもあります笑 そんなことをスポーツで気づく人もいれば、ゲームで気づくこともあります。ただ、運動が苦手な僕にとって、ゲームがそれに気づかせてくれた媒体だったんです。

理解されにくいからこそ共有したことが思い出に残る

それほど有名なゲームじゃないけど、僕の中で思い出に残っているゲームやカードがありました。共通点ってなんだろうなぁ~と考えているうちに、一つのことが思い浮かんだんです。それは、「両親と思い出を共有していた」ことでした。幼いころにゲームしているのを母親が見ていて「上手だね」とほめてくれたりとか、家族全員の休みがかぶっている日曜に遊んだりとか。

ゲームをしていて周りの人から理解されにくかったり、スポーツや習い事と比べて勉強や将来に役に立たないという認識を周りから多く受けてきました。だから周りから否定的な言葉を言われることも頭では理解しているけれど、大好きなものを否定されるのっていい気分にはならないんです。だからこそ、理解してくれる人や、その時の思い出は鮮明に覚えています。

僕もゲームにはまっているころの成績はたしかによくない成績のほうが多かったです。よくない成績になってしまうたびに親にゲームを取り上げられていました。そんな状態でしぶしぶ勉強をしていました。そんな高校時代に僕の担任だった教師が僕の趣味に関心を持ってくれていたのがすごくうれしかったんです。ただ、本当に低い成績(学年500人中400位ぐらいでした)をとった時にその担任から「あんたこれはほんとうにやばいよ」と言われ、冷や汗をかきました。自分のことを理解や心配をしてくれる先生にこたえたい。その一心で次の試験で学年順位100位まで上げました。人は、自分のことを理解してくれる人の言うことは素直に聞くものなのかなぁ、と僕は思っています。

何をするか、よりもそこから何を学ぶのか。

考え方次第で、そこが大きく変わる

親御さんにとっては、たかがゲームなのかもしれません。しかし子供というのは不思議なもので、大人が興味ないものにも目を輝かせて興味を持ったり、一つのことに文字通り昼夜を忘れて熱中したりします。そうして熱中したものは、その人の中で大きな自信になったり、個性になったりします。周りにとって大したものでなくても、本人にとっては大事なもので、それを否定されたり取り上げられるのは大きな苦痛でもあります。なので、できたら親御さんには、ゲームを否定するのではなく興味を持ってほしい、欲を言えば一緒に遊んでほしいなぁと思っています。(もちろん勉強と両立して、ですが。笑)ゲームを通じて得たもの。それは例えば結果が出るまであきらめずやり続ける継続力とか、いかに効率よく物事を進めるか、という才能に目覚めたり、一生の友人関係だったりと、その人の人生の可能性を開けるかもしれないので。

ではでは。

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この記事を書いた人
三富 椋太
Mitomi Ryota
ホール/調理
著者:みとみん