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プロゲーマ―の、選手寿命が〇歳ってほんと?

こんにちは!赤から和気インター店の三富です。9月にスプラトゥーンの新作を買ってから、文字通り寝る間も惜しんでゲームする時間を作っています。(笑)
シューティングゲームは初めてで、こんな複雑で頭を使うゲームをお子さんがやっているのか…とびっくりしながら楽しんでいたのですが、ふと「あれ?昔はこんなこと思わなかったのになぁ」とふと感じることがあったのでブログにしてみました。
スプラトゥーンってどんなゲーム?となった方は、アルバイトの学生さんと遊んだ動画をyoutubeに上げてますのでそちらを見てもらうと雰囲気がつかみやすいかもしれません。詳しくはこちら

ご存じですか?プロゲーマ―の選手寿命

自分が子どもの時は「ゲームばかりしてないで、勉強や運動もしなさい!」と親に言われているような時代でした。身体が大きく成長する時期なので、運動をする習慣を作っておくことはたしかに大事なことです。勉強も、成績がよければよいほど良い大学や希望しているゼミに入る機会を掴むことができます。将来この分野を勉強したい!こんな仕事がしたい!と思った時に、自分が勉強していなかったことで挑戦すらできなかったら悲しいですよね。
では、ゲームは大人になってから楽しめるものでしょうか?プロゲーマ―の公演を聞いたことがあるのですが、一般的なプロゲーマ―の選手寿命は25歳前後と言われています。実は、プロゲーマ―になりたい!と思って仕事を探す時点では、もう選手になれない年齢になっている可能性があるんです。自分がゲームをしていて分かるなぁと思った部分があるので、経験を交えてお伝えできたらうれしいです。

・分かっていても反応できない!?身体的な寿命

反射神経、という体の機能があります。目の前のことに対して、瞬時に判断して行動する行動になります。スポーツで言うと、サッカーで相手の選手が打ってくるシュートにキーパーが反応する、などが分かりやすいかもしれません。
最近、学生の間で流行っているシューティングゲームでは相手の行動や攻撃に対して瞬時に反応する能力が強く要求されます。頭で判断してから動いていては負けてしまうのです。この身体機能は鍛えることで衰えるのを抑えることができるのですが、それでも学生と比べると少しずつ差が出てしまいます。

スプラトゥーンで初めてシューティングゲームに触れてみて、「よくわかんないけど負けた」という場面が多々ありました。まだ慣れてないから上手い人の動画を見て学ぼう!と思いyoutubeで動画を見ていて「こう動くんだな」と分かっても実際にプレイしていると全然できず、気づいたら相手プレイヤーに追い詰められていて負けています(笑)明らかに考えていることが遅くて「もっとこのゲームを楽しみたいのにもう年齢的に勝てないのか…」と少し悲しくなりました。

・新しいものに抵抗感が出ていませんか?精神的な寿命

スプラトゥーンの機能の一つに「コントローラーを傾けると、キャラクターの目線が上下左右に動く」機能があるのですが、うまいプレイヤーほどこの機能を採用して対戦しているそうです。自分が初めてこの機能に触れてみたときに「使いづらい!おれには無理やな」と感じて一時期諦めている時がありました。
思い返してみると、学生の時は「ようわからんけどやってみよ」と思い体験してみることの方が多かった気がします。自転車に乗り始めるときも最初は何回も転んで、次第に乗れるようになった方の方が多いのではないでしょうか?大事なのは、失敗しないことよりもやらずに諦めることですよね。ところが、段々と「自分には難しい」「自分にはこのやり方の方が合ってる」と思い込んで、中々従来のやり方を変えられなくなっていました。

これは、僕だけではなくて多くのプロゲーマ―が当てはまるそうです。ゲームというのは、定期的に更新がされていってプレイ技術を変えていく必要があります。そんな時に、歳が大きかったり長い期間プレイしている人ほど今までのやり方に固執してしまうそうです。
ガソリンスタンドで給油機がタッチパネル式に変わった時にご年配の方が「わしには難しくてようわからんわ」と言っているのを見て「そんなに難しいかなぁ」と正直思っていたのですが、今なら良く分かるかもしれません…。

ゲームを仕事にする時代から、ゲームで価値を生み出して、社会に出る時代に。

もちろん、若い方が全てプロゲーマ―になれるわけではありません。しかし、選手寿命的にプロゲーマ―になれる方の多くは高校生から大学生の方が多いということになります。そんな中でプロを目指して本気で取り組む経験そのものが、将来大きな財産になるのではないかな、と思っています。プロと聞くとプレイ技術が上手ければなれるというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際はそうではなくて「この人がゲームしているのを見るのが楽しい」「もっと見たい」と思われるような人になることも必要な要素の1つです。つまり、ゲームをしている自分や生き様を通じて、見ている多くの人に何かしらの良い影響を与えている人、ということになります。
そんな貴重な経験から、自分にはこんな長所がある、こんなことが得意なんだ、と気づくことができたら、どんな仕事に就いても自分を表現しながら幸せに生きることができるのかもしれない、とふと感じました。

あいにく、自分はもう年齢的にもそんなプレイヤーになるのは中々難しいですが(笑)ゲームってこんなに楽しいんだよ!ってことを伝えられる人になれたらいいなぁと思っています。そして、願うのであれば、ゲームが好きな方が1人でも「こんなことをしていて将来なんの役に立つんだ」と悲観的になるのではなくて「ここまで本気でやったことが、自分の大きな財産となって今に生きている」と誇りに思えるようになってほしいです。

ではでは。

 

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この記事を書いた人
三富 椋太
Mitomi Ryota
ホール/調理
著者:みとみん