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読書ってどうやったら続くの?自分に合う本の読み方

去年、「今年こそは本を読むぞ!」と意気込んだはいいものの、気づいたら1年が終わっていた….そんな経験はありませんか?それ、実は“読み方”が合っていないのかもしれません

こんにちは。

赤から和気インター店の三富です。

新年のあいさつなども終わり、いつも通りの生活に戻った方もいるのではないでしょうか。1月になると、「今年こそは○○するぞ!」と抱負を決めるのですが、これがなかなか続かないんですよね。みなさんはどんな抱負にしましたか?僕は年始早々風邪をひいてしまったので「健康的な習慣を作る」ことにしました。

さて、今回はいつもの記事とは違い、生活に具体的に役立つことをブログにしてみました。最近はゲームのことばかり話していましたが、実は僕はゲームと同じぐらい読書が好きなんです。一般的に本は読んだ方がいい、と言われていますが、なかなか続かないものでもある、と感じています。買ったはいいものの、読む時間がなかなか取れなかったり、難しくて気づいたら寝ていたり…などなど。

過去の統計でも、社会人の6割がひと月に本を1冊も読まないという事例が出ています。一方で、アメリカの統計によると、お金持ちな人ほど共通の趣味として読書を選んでいるという結果も出ています。

かくいう僕も大学4年生まで本を全く読まない方だったのですが、社会人になる前の1月あたりから本を読むようになり、多いときは1か月で20冊以上読んでいました。今でも小説程度なら1時間で読めています。(読む冊数は格段に減りましたが…)

そんな僕から、本の読み方についてお話できればと思っています。

今回の記事が

・なかなか本を読めていないないけど、今年こそは読めるようになりたい人

・本を読んで、より自分を成長させたいと思っている人

のお手伝いができれば嬉しいです。

では、まいりましょう!

 

まずは、本を開くところから。

ところでみなさん、本を読むことに対してどんなとらえ方をしていますか?「楽しい、面白い」といったとらえ方もあれば「難しい、めんどくさい」といったとらえ方もあるかなーと思います。そして、「難しい、めんどくさい」と思っている人の理由も様々あると思うのですが、一番多いのが「読み切らないといけないから」ではないかなーと、僕は思っています。買ったら全部読まないともったいない…でも今日は仕事が思ったより長引いて疲れた…今日はいいや…そんなことを考えているうちに、気づいたら本棚に移したまま読んでいなかった本ってありませんか?僕も読書をし始めたときはよくありました。時間がある休日に読み始めるも、次第に眠くなってきて、今日はいいやとゲームを始めていたこともあります。笑 そんなときに、読書が好きな人から言われたんです。

「そもそも今まで読書していなかったんだから、読むのに抵抗感あって当たり前じゃない?本を開くことから始めたら?」

たしかにそうだな、と思いました。だれでも、新しいことを始めるときはなかなか体になじまないものです。だから、一番簡単で手が付きやすいことを目標にするのがよいとされています。1週間で1章を無理やり読むのも、1日数ぺージを読んで、1週間でトータル1章を読むのもスピード的にはたいして変わらないんです。本を読むと考えると抵抗感が生まれてしまいますが、本を開くだけ開いて、疲れてくるまで読んだら本を閉じるほうが、精神的にずっと楽でした。気分が良ければ気づいたら数10ページ読めている時もありますし、疲れている時でも「まぁ、この辺まで読んだら区切りがいいかな」と、きりのいいところまで読んでいました。そして、少しでもいいから毎日読む方が、覚えていることや活かせていることが多かったんです。

1つの学びが得られたらそれだけで本を読んだ価値がある。読書の活かし方

本を読んでいると「これもためになる…これもやってみようかな」とアイデアが浮かぶものなんですが、読み終わると「あれ?結局どこが一番よかったんだっけ?」と思い出せなくなります。ひどいときは何も思い出せないまま本棚にしまうことも…。それもそのはず、基本的に人間の脳は忘れるようにできているので、一回読んだぐらいで覚えているほうが珍しいんです。僕も内容を覚えている本はよほど自分の価値観と合っているか、5回以上読んだ本ぐらいです。なので、まとめて読むよりも、区切って読む方がよいと僕は思っています。その日何気なく読んだ章で、「ここいいなぁ。今日やってみよう」と思いながら1日を過ごすほうが、本を活かせているなぁ、と僕は感じました。逆に休日にまとめて読んで「これとこれとこれを、明日やってみよう!」と意気込んでも、次の日に思考が分散して、何もできないことも…。少しでも毎日読むことは、本を読む習慣をより効果的にするだけでなく、その本を活かすことにおいても効果的なようです。また、読む日を分けることで「前回の話ってなんだっけ?」と思い出す必要が生まれます。人間は1度知ったことよりも、思い出して再び知ったことの方が定着率は高いと言われていますので、より覚えやすくなるかもしれません。

本はガムと同じ。読めば読むほど活かせる。

僕が本を読むうえで一番大事にしていることは、気に入った本を何回も読むことです。読むスピードを速くするためにページを読み飛ばしたり、その瞬間に興味ない章は飛ばしてでもまずは一回読了して、また期間が空いた時にもう一度読み返すことを繰り返しています。なぜかというと、そのほうがより多くのことに気づけると感じたからです。人間は、その瞬間に必要としていること、もしくは将来必要だと思っていることしか、本質的には覚えようとしていないのではないか、と言われています。例えば、お昼ご飯を食べていて満腹な時に「近くにおすすめのラーメン屋があるんだけど、どう?」とおすすめされても「今日はいいかな…」と思いますが、今めっちゃ腹ペコ!ラーメン食べたい!と思っているときに、「近くにおすすめのラーメン屋があるんだけど、どう?」と言われたらどうでしょうか?僕は迷わず行くと思います。笑 本の内容も、その時に興味ない章って読んでて億劫になるんです。逆に自分が知りたかったこと、自分が悩んでいることへの答えになっているところは何回も読み返したり、これって社内でどう活かせるかな、と考えながら読んだりしています。そして、ひと昔前は読み飛ばしていた章が、今になって響くなんてこともあります。例えば新人の時は人への接し方よりも、自分がどう成長するか、のほうに興味があって飛ばしていた章が、マネージャーに昇格してからは逆のほうに興味を持っていたりします。同じ本を何回も読み返すことは、自分に新たな気づきを得ることもそうですし、自分の成長を感じられることにもなります。

読書をより楽しくするために。

いかがでしたでしょうか?今回のブログが、本をより楽しむきっかけになれたら嬉しいです。大学生の自分に戻って、「数年後の自分はゲームと同じぐらい読書が好きになってるで」と伝えても絶対に信じないと思います。笑 それぐらい読書に抵抗感があった自分が今では読書が好きになれたのは、シンプルに新しいことを求めていたこと、読書の楽しさを感じられたからだと思います。自分の知りたいことが、たった1冊の本で気づくことができる。新しいアイデアがどんどん生まれて「明日はこれやってみよう!」とワクワクしながら寝たり、「この人物に感情移入ができるのって、自分の過去のこんな経験があったからなんだなぁ」と自己理解につながったりと、読書を通じて新たな世界が広がったことは数えきれません。もし、「自分にどんな本があっているのかわからない…」という方がいましたら、お気軽に三富まで聞いてみてください。一生涯の宝物になるような本を紹介できるよう、僕も精いっぱい探しますので。

 

ではでは。

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この記事を書いた人
三富 椋太
Mitomi Ryota
ホール/調理
著者:みとみん