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一流の経営者になる考え方 ~自然体で仕事を楽しむ~

こんにちは!代表の渋谷です。

スーツ・靴・ジーンズ・お酒・葉巻が大好物。このブログでは、経営の関することや趣味に関することなど、私が日常の体験から気づいたこと感じたことなどをお伝えしています。

“一流の経営者になる考え方”とは

私は経営者としても一個人としても、常に良い人や良い物との出会いを大切にしているのですが、その中でも“一流”と呼ばれている人たちと話す中で気づきを得ることと同時に危機を乗り越えて現在を創った考え方も学べます。今回は、サラリーマン時代同期であるババウチセキユ 馬場内大造社長に業界の勉強会の時に一流の経営者になる考え方について話を聞いてきました。

一流の経営者から学ぶ7個のポイント

馬場内社長は、東京、埼玉でガソリンスタンド、本場四川料理人が創る四川料理居酒屋、北京で洗車場経営など独自の視点でビジネスを切り拓き組織を創ってきました。

《馬場内社長:2019.08.06帝国ホテルミーティングルームにて》

馬場内社長と知り合ったのは就職活動時の最終役員面接でした。自分の意見をはっきりと言葉にしていて、同時にユーモアたっぷりだったのを覚えています。なぜかスーツは就職活動では、お目にかかれないお洒落なイタリアブランドのジャンフランコ・フェレだったのを記憶しています!!そして、面接会場では役員13人相手に笑い声が聞こえてきました。

現在、馬場内社長とは、お互いに会社見学をしたり弊社は社員研修でお世話になったりもしています。なぜ、馬場内社長はガソリンスタンド激戦区埼玉地区、東京で危機を乗り越え、飲食事業展開、北京に洗車場経営を可能にしたのか。大切なポイントを7個にまとめてみました。

一流の経営者になる考え方①
“自然体で仕事をすることの大切さ”

私    :「馬場内社長は、何を大切に仕事していますか?」

馬場内社長:「自分が自然でいられることと楽しく仕事が出来ること」

生きていく中で“仕事の時間”・“個人の時間”・“家族・大切な人との時間”は近いもの。それぞれが別のものではなくお互いに影響を与え合っている。本来の自分でいることが無理せずに楽しいものになると思っています。だから自分が自然体でいることで楽しく仕事ができる。

自然体とは、人にはそれぞれ特徴があってそれを大切にするということ。中にはサービスが雑になってしまったり、計算間違いをしてしまう場合もあるけども人の持つ得意な分野を不得意分野が気にならなくなるほど磨き上げればいいということ、だと感じました。

一流の経営者になる考え方②
“自然体と覚悟するということ”

私    :「自然体と聞くと自分の好きなことを主張すればいいとも解釈できるけど?」

馬場内社長:「責任を取らない好き嫌いでの決断は自己中心的なだけ」

仕事をしていれば毎日が上手く行けばいいけど実際はそうじゃない。嫌な事があったり裏切られたりと色々起こる。そんなことも含めて仕事をしていくうえで責任をとる。何が起こっても責任は自分で取るという覚悟が大切。それが大前提で、覚悟を持たない自然体は好き嫌いになりがちで自己中心的な決断をしてしまうのでチームとしても弱くなる。

確かに覚悟を引き受けることを決断することによって生きることが自分事になるから自然体でいられるのだと思います。今まで多くの一流と言われる人と話している中で“覚悟を決める”ことは共通のプロセスと言えると思います。

一流の経営者になる考え方③
“覚悟はどこから来るか?”

私    :「覚悟はどこから来たのかな?」

馬場内社長:「部活でギリギリまで追い詰められた経験から」

多くの場合言われていることは育った環境による“ハングリー”であった経験を経て“何が何でも成功してやる”という覚悟が生まれたと聞くことがあります。

ただ、馬場内社長は“似たような疑似体験”があるからだと話してくれました。馬場内社長は部活で庭球部の経験から覚悟するということを学んだといっています。1年時に経験した学年ごとの階層がある社会小集団の中で精神的に追い込まれてギリギリのところになった時に失うものは何も無いと気づいたときに前に進む“覚悟”が生まれたと教えてくれました。

一流の経営者になる考え方④
“負けても負けない”

私    :「同じ環境でも逃げ出したり諦める人も居るとおもう、何が違うの?」

馬場内社長:「負けても負けない」

「負けても負けない」それを別な表現で置き換えると「自分が負けを認めるから負ける」。大切なことは一度始めたら成功するまで続けることで、負けたと思えるから負けるだけ。

ビジネスに10カウントは存在しない。スポーツの場合は勝敗のルールがあり、例えばボクシングだと10カウント以内に立ち上がれなければ負けます。ビジネスの場合は、極論言えば倒産しなければ良いわけで、実は倒産しても死ななければ復活できる。途中で逃げ出すのは自分のルールではない。

実際に仕事していると結果がすぐに出ない壁にあたります。
その時に今の“方法”と“常識”では上手く行きませんよとフィードバックが教えてくれているという捉え方。ロバート・キーガン米ハーバード大学教育大学院教授は「なぜ人と組織は変われないのか」(英治出版)の中で次のように述べています“課題を解決するには2つの選択肢があり“技術・方法の問題解決”なのか思考・自分の当たり前の選択肢を増やす必要のある“適応を要する課題”なのかを見極め選ぶことが必要である。問題・課題が存在するということは原因が存在する。今は考え方、視点が固定されていて解決策に気付いていないだけだということ。

私もスタッフに話すのは「うまくいかないのは自分自身に問題があるわけではなく、自分が選んだ選択肢か自分の前提(自分の当たり前)を変えればいいだけ。」どこかに隠れている成功する方法を粘り強く探せばいい。馬場内社長も“気合と根性で突破しろ”と言っているわけではないので誤解なきよう(笑)

一流の経営者になる考え方⑤
“仕事では価値観合う仲間が大切”

馬場内社長;「お客様も大切なんだよ。でもね、俺は仲間の方が大切」

馬場内社長の考えに賛同してくれる仲間の存在が一番大切だと教えてくれました。
それは仕事に覚悟と責任をもって向き合うことが必要で依存しあう関係ではないとうことです。仕事は孤独な側面もあるからこそ根底では繋がれる組織でありたい。仲間(社員・パートバイトさん)と馬場内社長は役割分担をしています。

経営者は、利益配分のルールを明確にしたり、仕入れ先との交渉をして働きやすい環境を創ったりします。仲間は、各店舗の中で自分の給料は自分で稼ぐという個人事業主のように覚悟と責任を持って仕事をしていると教えてくれました。社内を3班に分けて合宿、懇親会、決起大会など仲間同士がつながりを確認できる場を大切にしています。毎日の中では仲間からの日報に返事したりすることも繋がりを感じて貰うために大切にしていると教えてくれました。

私もババウチセキユさんに会社訪問した際に、社長と支社長さんが嬉しそうに合宿の写真を説明してくれた時にあたたかい関係性を感じました。

〈ルームサービスで好きなだけ注文するお茶目な一面もある馬場内社長〉

一流の経営者になる考え方⑥
“今までで苦しかったこと”

私    :「どんな事が今までで最も苦しかった?」

馬場内社長:「2つあってね。。」

1つめは、経営者ならではの悩みである資金繰りが苦しいとき。若かりし頃に“今から考えたら俺がバカだったと思う”と前置きしたうえで、都市銀行の態度に許せない何かを感じて極端な意思決定をしてしまい後に業績が芳しくないときに融資を引きあげられたとき。

2つめは、スタッフを一度失ったとき。馬場内石油に入社して直ぐの時、自分の存在価値を高めるために一番売れない店を一番売れる店にしようとマネジャーに就任した。自分の理想を高く掲げて仕事と仲間に向き合ったときにスタッフは辞めていった。おじいちゃん社員と2人だけで店を切り盛りした時が苦しかった。その時に3人目としてアルバイトに募集して来てくれたのが、現在の四川料理居酒屋責任者で中国人の韓さん。今では、一緒に苦しい時を戦った戦友になった。いま、同じ事を選択するかと言われれば分からない、だそうです(笑)

ただ、当時は夢中で理想に向けて突き進んでいたので大変と感じていなかったかもしれませんね(笑)これは、経営者であれ、サラリーマンであれ多くのビジネスマンが味わうことではないでしょうか。理想と現実の乖離をどの様に結びつけるか。私も似たような経験あります。私もマネジャー時代に3人でお店を切り盛りしました。今から振り返ってみると創りたい店、チームに対する理想は一貫性をもち実現してよかったと思う。ただ、私の場合もう少し伝え方や待つ姿勢があってもよかったかなと…だからこそ10年近く人との関わり方、コーチングを学んでいるのかもしれません。そこは、可能性を拡げる課題ですね~。

一流の経営者になる考え方⑦
“学生さん・若いサラリーマンの方に向けて応援メッセージ”

学生さんは、今を存分に楽しんでほしい。社会人と比べると利害関係のない中で生活できるチャンスです。仕事を始めると人の評価、他者との関係、同期との違いなどで心がざわめくことも多い。心がざわついていたら心をコントロールする必要がある。一方で心がざわついていても給料はもらえる。
もしかしたら20万円のうち5千円は心をコントロールする手当という意味かもしれない。他にも暑い中外にいたり様々な場合で給与をもらっているプロだということを意識する必要がある。
自分の環境が当たり前というのでなくて期待されていること求められていることを意識してみたらいいと思う。

若いサラリーマンさんは、仮に100時間はたらくとしたらその時間を会社に買われている。だから求められたら生産性を出すことも必要だし仕事のミッションをクリアすることも必要。仮に100時間働いて10万円だとすると、同じ時間働いて10万以上の価値に変えて10万以上の報酬を貰うことに会社はなにも言わない。
つまり、同じ100時間の使い方に関しては自由に決められる部分もあると考えればいい。100時間掛けずに利益を出せれば自分が社員教育に関心あれば会社に勉強させてくれと申請するのもいいと思う。人脈創るのにお客様に名刺交換して顔を創ることも出来る。同じ働くのなら自分に価値がつくような仕事の仕方をした方が自分のためになると思うと教えてくれました。

《久々の再開に。。いつもは真面目に仕事してますw》

最後に

いかがだったでしょうか。
馬場内社長は友人ということもありストレートに表現してくれました。

様々な危機を乗り越えた経験があればこその視点だとおもいます。多くのビジネスマン、経営者は成功する方法が分かっていれば大きな目標にチャレンジするのではないでしょうか。

それぞれ目的はあれど、人から喜ばれたり感謝されるのも嬉しいのではないかと思います。大切なことは自分の大切にしていることを確認しながら生きてゆくことです。仕事も人生の一部だし、何よりも幸せになるために生まれて来たのですから。
そして、それは物事をどの様に見て解釈するかということによって大きく影響されて変わってくるのではないかと思います。

改めて、自分の身の上で起こることを受け取る覚悟を持つ。そうすることにより起こったことは過去の自分自身が決めた考え方による行動の積み重ねだと気づくことができる。そうすると自分が何を選ぶかによって流れを変えることができるので自分に選択肢があることに気づくことができる。だから自分がコントロール出来ない他者・環境・過去に起こったことに執着することから解放される。

覚悟することで人生は自分事になり自由で自然体でいられるのかもと共鳴しました。

これは私がサラリーマン時代を通じて現在に至るプロセスの中で仕事・個人・家庭でのうまくいったり凹んだり。なかには大きすぎる壁に当たって覚悟をして乗り越えた経験を通じて学んだこと。
今回最も伝えたいポイントでもあります。

次回は、どんな一流の人に話を聞こうかな?

詳しくババウチセキユを知りたい方は↓

ババウチセキユ:公式ホームページ

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この記事を書いた人
渋谷 光弘
Shibuya Mitsuhiro
代表取締役
著者:みっちゃん

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