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炭水化物抜きダイエットで痩せるために必要なことPart2

「ダイエットのためにご飯減らしてみたけど、体重大して変わらない」
「ちょっと食べたらすぐリバウンドする」
そんなお悩み、抱えていませんか?
前々回記事では、炭水化物抜きダイエットの太らない原理について説明しました。
今回は、「痩せるために」必要なことについてお話していきます。

炭水化物ダイエットの『痩せる』原理

体重減少の落とし穴

まず、糖質の摂取を制限すると、インシュリンの働きが活発になりにくく、体脂肪を貯めこみにくくなる、というのは前回記事でご紹介しました。また、もともとの食事から糖質の摂取量を減らすだけだと、減ったカロリー分だけ痩せるので、一時的に体重が減ります。ここでダイエット成功!と浮かれてしまうと、食事を元に戻した瞬間、リバウンドする可能性が高くなります。

このメカニズムは、今まで摂取していた食材を通して摂取されていた水分や糖分が摂取されなくなって、体に貯蔵されていたものが使われて体重が減ったにすぎないことから来ます。食事を元に戻すと、まず体は減った分の貯蔵量を満たそうとするので、体重がすぐ元に戻る、ということなんです。

減らすために必要な行動

では、体重を減らして、食事を戻してもリバウンドを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか?方法は二つです。

・糖質制限の食事を続けて、体脂肪をエネルギーに使うまでの状態にする

・軽い筋トレを行うことで、体脂肪を運動エネルギーに使う

普段体は糖質を運動エネルギーに変えて動いていますが、その糖質の供給が少なくなると、脂肪分から糖質を作り出して運動エネルギーに変える機能を持っているんです。これは糖新生と言われていて、この糖新生が体内で起こると、運動以外でも、普段のあらゆる活動のエネルギーに脂肪が使われるようになります。

原始時代、まだ稲作が伝わってきておらず、狩猟生活が主だった人類にとって、炭水化物を摂取せずとも体を動かすのに必要なエネルギーを取りだす回路が備わっているのは、考えてみれば納得ですね。

炭水化物抜きダイエットでリバウンドしないために

結論から言うと、炭水化物ダイエットでリバウンドを防ぐために大切なポイントは、「除脂肪体重で管理すること」です。

除脂肪体重とは、体脂肪を除いた体重のことで、(1-体脂肪率/100)×体重で求まられます。例えば体重60㎏、体脂肪率20%なら、除脂肪体重は48㎏ですね。この除脂肪体重を落とさずに、体脂肪量のみをなるべく減らせているかどうか?が今やっているダイエットが正しいかどうか?につながります。

極端な話、ダイエット中に減った体重と除脂肪体重が減った量とが同じだと、体脂肪は全く減ってなく、筋肉量や水分量、骨量の減少ということになってしまいます。もちろん、食事制限だけでは完璧に脂肪のみを落とすことはできません。

そこで重要になるのが、適度な筋トレです。

筋トレ、と聞くと、「つらい」「しんどい」「続かない」「一部の人だけができる特殊な趣味」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ここで僕が推奨したいのは、「なんでもいいからできることを、できるだけ継続して、行う」ことです。

続かないのは痩せたいと思う気持ちよりも、運動の負荷が勝っているからです。たとえ毎日腕立て1回でも、いままでやってこなかった生活から比べれば、3か月後には腕立て100回分の運動量の差があります。

大切なのは、少量でもいいから継続すること。継続しさえすれば、緩やかではありますが体は確実に変わっていきます。

炭水化物ダイエットまとめ

今回のまとめです。

  • ダイエット始めてすぐ減る体重はほとんど水分と糖質
  • 糖質を減らすと脂肪がエネルギーに替わる
  • 除脂肪体重でダイエット進捗を管理
  • 軽い運動をとにかく続ける

昨今、コロナの影響で外出自粛が叫ばれていますが、今だからこそ、空いた時間を室内での運動や、健康な食事に充てませんか?

というわけで、次の記事は「こんな時だからこそ!自宅でできる筋トレ講座」を題材に書いていきます!

ではまた次の記事でお会いしましょう( `―´)ノ

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この記事を書いた人
津田 竜一
Tsuda Ryuichi
ホール/調理
著者:たついち