閉じる
お問い合わせ
Facebook Twitter

リコールやらないとどうなるの?

『リコールってここでできるの?』
リコールって車屋さんでしかできないと思っていました。
いつも車検や整備はお任せで、他を調べるのも面倒だしよく分からないからあまり考えたことがない。今回はリコールについて、とあるお客様の事例をもとにお伝えします!

こんにちは、渋谷石油ポートヒル御津店の武内嘉春です。
車が本当に好きで、16年整備士として車を修理しています。
累計で14400台以上の車検をやってきました。
車を通じて、
お客様の相談ごと、困りごとの解決のお手伝い、

今日もここにむけて
全力で仕事をしたいと思います。

リコールってしないとどうなるの?

車を所有して、
何度かは経験がある方がほとんどではないでしょうか?
「リコールのダイレクトメール」

この「はがき」が届くと、どうしたらいいんだろう?
予約して修理してと書いてるけど、面倒だし別に車の調子いいし
また今度でもいいか!と思う方も多いのではないでしょうか?
なぜそう思うのか?

・持っていくのが面倒
・運転していても異常を感じない
・緊急ではないように感じる
・修理内容が良く分からない
などではないでしょうか?

今回もお客様から実際にあった質問を
ご紹介したいと思います。
オイル交換でご来店いただいたお客様、
「A様、オイル交換の時に、安全点検を実施しております。」
「今、お車で気になる事はどんな事ですか?」
「ちょっと聞いていいかな?」
「この前、なんかメーカーから「リコール」のはがきがきたんよ。今は、はがきは持ってないけど。」
「そうですか、A様、何だったかはがきが無くてもお調べできますよ。」
「そうなん!」
「A様、お調べすると、サービスキャンペーンですね。」
「サービスキャンペーン?リコールとは違うの?」
「実は明確に違うんですよ!」
ちなみに、
「リコールとサービスキャンペーンの違いて、リコールは安全上問題がある修理なので
できるだけ早くの方がいいですよ。」

リコールの代表的な修理。

エアバックやブレーキなどの安全面に影響がある修理です。

そして「サービスキャンペーン」とは、そのメーカーの車の品質保持のために、自主的にするもので、安全面というよりは、より良くするためです。

「ちなみに、当店も作業できるので、ご案内いたしますよ。」
「そうなん、ここでできるなら助かる!」
と言って頂けました。
「先日も、車検のお客様でリコールの作業をして、近くでできてよかったと喜んでいただいたばかりです。」
とお伝えしました。

リコール、サービスキャンペーンの違い?

実際に何が違うか、調べると以下の3種類ありました。

・リコール
・改善対策
・サービスキャンペーン

この3つの種類は国土交通省が定めた制度です。

優先順位は!!

1.リコール(安全に運転できない状態、またはそうなる可能性がある)
2.改善対策(基準は満たしているけど色々と危ない)
3.サービスキャンペーン(安全上は問題ないけど、不具合あるし対応したほうがいい)
の順番です。では具体的に何がどう違うのか説明いたします。

1.リコール

・保安基準を満たしていない状態
・満たしていない状態になるおそれがある状態
*保安基準とは、国土交通省が定めた法律(道路運送車両法)で、自動車の構造・装置には、安全確保や環境保全のために技術基準が決められています。
について、メーカーが保安基準に適合させるため必要な改善措置を行う対策です。
例えば↓のような状態があります。

2.改善対策

・保安基準には規定されていない部分で発生する問題
・問題が発生するおそれがある状態
・リコールに該当しない問題
例えば↓のような状態があります。

3.サービスキャンペーン

・「リコール」や「改善対策」に当てはまらない内容
・商品性・品質を改善するために交換や改善措置をおこなうもの。
例えば↓のようなものがあります。

まとめとして

・リコールはがきが届いたら速やかに改善修理を受ける。
・改善対策も速やかに改善修理を受ける。
・サービスキャンペーン実際に起きてからだと余計に時間が掛かる為、早めに実施しておけば急な故障を未然に防げて安心。

以上のことから「リコール」や、「改善対策」が発表された場合、できるかぎり速やかに改善を受けることをお勧めします。

このように、
お客様1人1人との会話の中から、役立ちのヒントを見つけ少しでも力になれる事が見つけられたらいいなと思っています。
結果、オイル交換、車検、整備という当り前の商品でも考え方、アイデア次第でまだまだ役立てる機会はいくらでもある、と感じた出来事でした。

リコールのご相談はもちろん、
車の事で相談、質問は是非お問い合わせください。
ここをクリック↓↓↓
渋谷石油ホームページ

この記事をシェア
この記事を書いた人
武内 嘉春
Takeuchi Yoshiharu
マネージャー
著者:たち