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~仕事を楽しむには~ 仕事と人間関係

こんにちは!代表の渋谷です。前回の続き「仕事と人間関係」vol.2です。会社を経営する中で最大のテーマは「仕事をする中で人が幸せになるコト」です。幸せのカタチは色々でゴールもさまざまなので、ずっと探究し続けると思います。このブログでは、仕事に関することや趣味に関することなど、私が日常の体験から気づいたこと感じたことなどをお伝えしています。

今回も私のメンターである神崇仁先生に「仕事と人間関係」についてインタビュのvol.2です。生きて行く上での悩みの多くは「人間関係」が大きく影響していると言われています。実は、「仕事の楽しさ」「仕事を辞めよう」と言ったテーマにも大きく影響を与えているのではないかと言っている人もいます。

神崇仁先生は、人の変化と成長をサポートする事業を展開してされています。2019年11月にハーバード大学教育大学院のロバートキーガン教授をボストンより招聘して「個人の成長と」「組織発達」に関する4日間に渡るワークショップを開催されました。

外からの外圧や忖度を前提とした変化というよりも、人が気付いてない可能性を見たり、認知したり感じたりした際の内面からもたらされる気づき、変容を尊重しておられます。

読み終えた後に何らかの気づきや変化が起こっていても不思議ではないかもです。

「仕事を楽しむ」

何が人間関係のゴール?

私:「何が人間関係のゴールなのでしょうか?」

神先生:「人間関係にはゴールは無いんじゃないかと思います」

今の離職、いじめ、離婚etc様々な社会的問題が見られる中の大きな影響が人間関係かもと私は思っています。

神先生は、「人間関係にゴールを設定すると言うことは、人間関係の「関係性」よりも「結果」にフォーカスしている。もっと具体的に言うと相手とのコミュニケーションの結果として得られるものが望ましいもので無ければダメと言う風に駄算的考えているのでは?
この人と関係していると、こう言う良いことがあるとか期待が外れたかどうかで判断している気がする。」

人間関係の本質

「関係」という言葉がついているからプロセスなので実際にはお互いの“関係”とは“学習”の場なので「良い関係」「悪い関係」というよりも学びになる関係かどうかと言うことだと思う。
さらに言うなら「良い悪い」と言う基準はその人が何に居心地が良いのか悪いのかと言うことになんじゃ無いかなと思います。
切磋琢磨がなくて当たらず障らずの関係で何も起こらない方が良いと言う前提もある。それをサッカーのレアル・マドリードとかバルセロナにその前提を持ち込むと途端に弱小チームになると思う。居心地が良い悪いよりもプロサッカーチームの場合は勝利することを目標としているので様々な前提があると思う。

仕事と人間関係と価値観

大切なことはその組織が個人の利害を超えて何を目的として存在しているのかと言うことに対して居る人達が価値を見いだせるかどうか。つまり組織と働く人の価値が一致して居るかどうかだと言うことが大切になってくると思うし、離職率が非常に高い場合は、会社そのものの目的に問題がある気がする。その場合は、会社と個人の目的が合致していない様に思います。

例えば、客を騙してでも利益を上げると言う会社にお客様に貢献したいと言う人は全く目的(価値観)が違うのでマッチしていない。大切なことは価値観がマッチすることで正解な価値観とかがあるわけでは無いように思います。そして、価値観は自由で多様性をもつものです。例えば、「なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか」の中で文化の違う組織が事例で取り上げられています。

ネクストジャンプ(ECサイトの運営)

非エリート主義を誇りにして居る。「無解雇」の方針を掲げ、どんな時も社員の味方になることをはっきり約束して居る。「子供を家族からクビにしないことと同じこと」

−失敗が成長を加速する。何事も「上達」するためには、とりあえずやってみることに勝る方法はない。下手くそでも良い。スタートを切ること。挑戦して失敗しよう!私たちがものごとに上達するのが得意なのは、失敗することがとても得意だからだ。-チャリー・キム(ネクストジャンプCEO)

自分の成長+他者の成長=みんなの成長

ブリッジウォーター・アソシエイツ

営利企業と海軍特殊部隊を掛け合わせた組織。私たちが目指すのは、人を育てることであって、癒すことではない。やめてもらうしかない人もいる」様々な物事を「機械」によくなぞえる。<参考資料:なぜ弱さを見せ合える組織が強いのか・著者:ロバートキーガン/リサ・ラスコウ・レイヒー:英治出版株式会社>

この2つの企業は全く文化が違うが卓越した成果を残しながら従業員満足度の高い企業です。

人間関係を活用して仕事をする

人間関係の判断基準を“感覚”とか“無自覚”にすると同じことを繰り返す。言い換えると人間関係は意識的に取り組めば改善できる。

人間関係も成長できると言うこと。

神先生は教えてくれました。「嫌いと思ったら、何が原因でそこまで嫌いかを徹底的に書き出してみる。すると、自分との共通点とか親と似ているとかもある」
そして、さらに「自分は嫌いだけど他の人はそうでもないなら、他の人にどの様に映っているかを聞き出して自分との違いを書き出してみることをお薦めします。」

人間関係を客観視してみると別な何かに気付けるかもですね。確かに、僕の場合も人間関係を極めて主観的に感情を持って扱ったり判断することが多かった様に思います。文字化することで自分から取り出すことになるので客観視しやすくなるのだと思います。
さらに、他者にインタビューすることで視点を変えるので違いが出やすいのだと思います。
神先生は「嫌いは嫌いのままでも良くて、自分との違いを知ることから始めたらいい」と教えてくれました。

先ずは、自分の視点を客観的に見てみること。そして、他者に聞くことで違いが分かったら自分を説得するわけでもなく違いを眺めること。

いかがだったでしょうか?神先生だからこその視点で仕事と人間関係に関して聞けたのではないかと思います。神先生のインタビューで何らかを感じた方はHPへアクセスしてみてはいかがでしょうか。

人は知ることで可能性を増やすことができるし行動することで変化を創ることができる。僕自身が大切にしていることの一つです。

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この記事を書いた人
渋谷 光弘
Shibuya Mitsuhiro
代表取締役
著者:みっちゃん

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