「車の警告灯の意味ってご存知?」
毎日乗っている車。便利で快適ですよね!
突然、メーターパネルに警告灯が点灯!ビックリしますよね!!
来店されるお客様から「この警告灯ってなに?」と質問を受ける事があります。
車のメーターパネルや運転席まわりには車の状態や異常を知らせるための色々な表示や警告灯があります。これらの警告灯は通常点灯する事はありませんが、いざ点灯した時に慌てないように
意味を知っていれば「この警告灯は○○のサインだからすぐに止まらなくても大丈夫」とか「この警告灯はヤバイからすぐに止まらなきゃ!」と対処の仕方も違ってきます。
こんにちは!熊山サービスステーションの荒島です。
「安心で快適なクルマ生活を送る」お手伝い
今日もここにむけて全力で仕事をしたいと思います。
今回は、表示される警告灯の解説と、対策をご紹介します!
これだけは知って欲しい警告灯
先日、妻の携帯に娘の車が津山に向かう途中でエンジンが止まった!と電話がありました。
時刻は23時過ぎ・・・。前兆として赤色警告灯が点灯していたみたいです。この時に警告灯の意味を知っていれば今回の事態は免れたかもしれません。
「エンジンかけた時、全部のランプは点灯している?」
エンジンをかけるとき、ONの状態で一度すべてのランプがメーターパネルの中で点灯します。
パネル内のランプは消灯状態が基本です。エンジン始動の前にすべてのマークが点灯しているかどうかをチェックする事も大事な事です。エンジンを始動させれば問題がないものは消灯するしくみになっています。もし、警告灯が消えなければ点検をする必要がありますね。
代表的な警告灯
1・シートベルト警告灯
下記の警告灯は点灯したまま走行しても故障や走行不能な状態にはなりませんが「ピ-ピ-」という警告音がします。シートベルトは法律で着用が義務付けられています。きちんと着用して自分自身・同乗者を危険から守りましょう。
因みにシートベルト警告灯が点灯しないと車検にも通りません。
2・ガソリン残量警告灯
ガソリン残量が少なくなると黄色に点灯します。
車種によっては燃料計のEマーク(よく言うE線)の近くに黄色のランプのみが点灯するものがあります。警告灯が点灯しても一般的にはおおよそ50kmぐらいは走るように設計をしているので焦らなくても大丈夫みたいです。
ご自身の車の取扱い説明書に記載があるので、よろしかったらこの機会に確認されてはいかがでしょうか?
3・高温警告灯
エンジン冷却水の温度が正常な値よりも高くなった時にこのマークが点灯します。エンジン冷却水の温度が上がり過ぎるとエンジンが正常に働かなくなるので、すぐに車を安全な場所に止めて
下さい。冷却水が不足しているなど原因は様々ですが外気温が高い夏場に多くトラブルの報告があります。
4・油圧警告灯
エンジン内部を潤滑しているエンジンオイルの油圧に異常があるときにこのマークが赤く点灯します。そのまま走り続けるとエンジンが故障してしまうので、すぐに車を安全な場所に止めて、販売店、修理工場に連絡をしてください。
先日も「この警告灯が点灯するので点検してください。」と診るとエンジンオイルが入ってなかった!危うくエンジンの焼き付けを起こしてしまう所だったケースもあります。
5・充電警告灯
充電警告灯とは、車の充電状態にいじょうがある時に点灯する警告灯です。
バッテリー警告灯とも呼ばれる方もいらっしゃいます。
車にながれる電圧が一定よりも下回っていることを知らせています。車は走行するのにたくさんの電力を使います。電力が無い状態では走行できません。そのため充電警告灯が点灯するといつエンジンが停止するかわかりません。
すぐに車を安全な場所に止めてください。
6・タイヤ空気圧警告灯
「このランプってなに?」と最近よく質問されるマークのひとつです。
タイヤ空気圧警告灯!
大きく分けて3つ点灯の原因があります。
- 実際にパンクしている
- タイヤの交換をした時(スタッドレスタイヤへの履き替えやタイヤ交換)
- タイヤの空気圧の調整をした時
このランプが点灯したらまずは空気圧チェックをしてみてください。空気圧が4本とも正常であれば②、③が原因の可能性がありますので「空気圧警告灯のリセット」が必要になります。
ハンドルの下あたりのボタンを押してリセットする車もあればモニター画面でリセットする車もあります。車種によって違いますので取扱い説明書でご確認ください。
7・ブレーキ警告灯
ブレーキ系統の異常などブレーキが故障した時に点灯し、同時に警告ブザーが鳴ります。
ブレーキが効かなくなり重大な事故につながる可能性があるので、すぐに車を安全な場所に止めてください。私も何度か経験があるのがサイボブレーキの解除を忘れて走行した場合も点灯します。この場合、サイドブレーキを解除して消灯すれば正常です。
ランプの色は3種類
表示灯・警告灯マークのランプは赤色・黄色・緑色の3色と国際規格(ISO)で決められています。
赤い警告灯:点灯・点滅した場合はすぐに停車する必要があります
そのまま乗っていたら重大な故障を引き起こしたり、それが原因で事故を起こしかねないので危険です。点灯・点滅に気づき次第安全な場所に車を停め、ロードサービスに連絡して搬送してもらいましょう。
黄色い警告灯:点灯・点滅した場合は注意が必要です
赤はすぐに停車しなければいけませんが、黄色はそこまで緊急性を要するものではありません。ですが念のため、警告灯の種類を確認してその後の対応を決めた方がいいと思います。その場で販売店に電話して確認するのが一番いいでしょう.
緑色の警告灯:安全表示
緑色の警告灯は「安全ですよ」という表示ですので特に気にする必要はありません。
最後に
ちなみに「エンジンが止まった!」と電話を頂いたお客様は、レッカー車で修理工場に運ばれ点検の結果、エンジンオイルが不足していた事が原因でエンジンに重大なダメージを受けて廃車になってしまいました。
今回ご紹介した警告灯は代表的なものです。
「これって何?」「大丈夫かな?」と思ったら私たち渋谷石油にお気軽に相談ください。御津店、和気店にはコンピューター診断機も準備しております。