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効率のために無駄だと省いたものが、実は人生を彩っていた。

親や周りの人から決められた人生のレールからそれて、自分の好奇心から飛び込んでみたあの出来事が、実は自分の大切な価値観につながっているかもしれません。

赤から和気インター店の三富です。
2月ももうすぐ終わり、3月が近くなってきました。
今年は寒い日もあったものの、全体的には暖冬と言われていて路面凍結もなかったようです。

前回、前々回と読書や本についてブログを書いていました。
詳しくはこちら!↓↓↓
読書ってどうやったら続くの?自分に合う本の読み方
どちらがよい?紙の本と電子書籍

今回は、効率と無駄についてブログにしてみました。

一般的に仕事は効率化を求められます。僕らの仕事でも食材の仕込みに30分かけるのと15分かけるのとでは生産性が違います。効率が良ければよいほどたくさんのことを経験でき、たくさんの成果物を作ることができます。では全てのことを効率よくすれば人生はもっと豊かになれるのでしょうか。僕は、そうは思っていません。むしろ、その時は無駄だと思えるものこそ自分の人生をより豊かにしているのではないでしょうか。

今回のブログが
・仕事に慣れてきたけど、なんとなく楽しくない人
・今よりももっと楽しく生きていたい人
の役に立てたら嬉しいです。

では、まいりましょう!

・効率が悪く無駄だと思っていたことが、実はお客様を喜ばせていた。

僕たちのお店のなかにはお金をいただかないサービスもあります。お子さんが喜ぶキッズ会員を始め、お料理が出る前もお子さんが楽しめるように用意している塗り絵セットなどです。また、お食事が終わった方でもゆっくりしていただけるようにお茶や新しいお絞りをお出ししています。

これらのサービスそのもので売上が作れるかと言われるとそんなことはありません。より多くのお客様を1つの席案内したほうが売上は多く作ることができます。ですが、僕たちは売上を作ることよりも、お客様に喜んでもらうことを目的にしているので、あえてそれをしないときがあります。それに気づかせてくれたのは、アルバイトのなかで接客がピカイチの伊藤くんのある一言でした。

伊藤くんは「お店を営業するうえで効率は確かに大事なんですけど、接客って基本的に効率悪いですからね~…」と話していました。確かにそうだな、と僕は思いました。効率というのは基本的に同じことをできる限り少ない手順で進めるということです。それに対して接客というのは、字のごとく人に接すると書きます。誰でもない一人のお客様に対してサービスを届けるということでもあります。そのお客様に対してどんな接客が一番ベストなのか?を常に考えるのは効率の悪いことですが、実はそれがお客様を喜ばせる一番の方法なのかと思ったんです。

・効率の悪いことにこそ自分の大切なことが眠っている。

僕は4か月に1回の頻度で東京に帰省しています。帰省するたびに「東京でしかできないことをするぞ!」と思っているのですが、したことと言えば家族でボードゲームをしたり、友達と遊んだぐらいでした。 もったいないかな…と思っていたのですが、帰るときの満足度は悪くなかったんです。なぜか。それは、僕にとって家族と一緒にいることそのものに価値を感じていたからでした。観光したり、いろんな人に会うことよりも、家族と一緒に時間を過ごして何気ない会話をしているときの方が大事でした。効率などを考えずに自分の大切なことを大切にする時間も必要だったんです。

・無駄なことなんてない。すべてが人生の豊かさにつながっている。

特に社会人になると、やることが多くて効率を求められます。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ…と。そんななかで無駄だと思っていたことが自分の人生を変えるきっかけになるかもしれません。いつかやってみようと思っていたことを始めてみたり、気になっていた音楽を聴いてみたり、仕事や家から離れた自然あふれる場所でくつろいでみたり。そんな無駄に見えることが、自分の人生を彩ってくれるかもしれません。

ではでは。

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この記事を書いた人
三富 椋太
Mitomi Ryota
ホール/調理
著者:みとみん