2019.12.18

電子キー（スマートキー）でドアが開かないの対処法・・・

12月に入り日に日に寒さが増してきて冬の到来を感じるようになり
ストーブやスタッドレスタイヤの用意など冬支度をされている方も多いのではないでしょうか？
寒くなってくるとバッテリー上がりなどのトラブルでの問い合わせも頂きます。

最近よく見るのが鍵をポケットに入れたままクルマに近づいて一部分にタッチするとドアの解錠／施錠をしてエンジンをかける、電子キー（スマートキー）です。一度この便利さを体験すると普通のキー（鍵穴にキーを差しこむタイプ）には戻りたくなくなってしまいますね。便利なスマートキーは最近軽自動車でも標準装備とする車も増えてきましたね。

電池が切れると大変！

こんにちは！
熊山サービスステーションの荒島です。
「安心で快適なクルマ生活を送る」お手伝い
今日もここにむけて全力で仕事をしたいと思います。

電子キーは暗号化されているデータを電波で発信して、車に搭載されているコンピューターの情報と一致すると、ロックが解除されエンジンがかかる仕組みになっているみたいです。
また、盗難を防止する為に、登録している電子キー以外のものでエンジンをかけると警報が鳴る車もあります。こんな感じで電子キーは電波を発信する為に電池が必要になるので、従来（旧タイプ）のリモコンキーと同じように鍵の中には電池が内蔵されています。

ドアロックの開閉を自動で行えず、キーレス機能でエンジンがかからなくなります。もっと悲惨なのが、車に乗っている時に電池が切れた場合です。エンジン停止時に自動的に鍵がかかってしまい、車から出られなくなったというケースも珍しくありません。

以前、私が御津店にいた頃、子どもをチャイルドシートに乗せたままエンジンを停止して電子キーを中に置いたままの状態で給油に降りたところでロックがかかってしまい、車内に子供さんが閉じ込められたことがありました。
幸い、ＪＡＦの方が駆けつけて下さり事なきを得ました。うっかり電池を切らすことがないようにしましょう。

緊急時！エンジンがかからない時の対処方法

実はこういった症状、原因のほとんどはスマートキーの電池残量不足です。すぐに電池交換できればいいのですが外出先ではすぐにはできない。そんなとき、落ち着いてスマートキーに内蔵されている物理キーを取り出して、鍵穴からドアを解錠してみましょう。

このときに盗難警報装置が作動するので注意してください。車種によっては車種によっては、解錠してドアを開けた瞬間にホーンが10〜30秒ほど鳴り響くこともあるので注意してください。これは正常な動作で、その先の操作やエンジン始動によって止めることもできるので、急がず慌てずやってみましょう。

スマートキーに内蔵されているキーを取り出して、鍵穴からドアを解錠する。
運転席に座ったら、シフトが「P（パーキング）」になっていること、パーキングブレーキが作動していることを確認し、ブレーキペダルを踏む。
エンジンスタートボタンにスマートキーで触れるとクルマがキーを認識→エンジンスタートボタンを押す。→エンジンがかかる。

しかし、「電子キーと鍵が別々になっているもの」「エンジンをかける時に何らかの操作が必要な場合」「エンジンをかけることはできても盗難防止装置が反応してしまう」といったケースもあるので、電池を切らさないことが一番です。

スマートキーの電池切れ以外の原因

ドア開かないのはベッテリー上がりの可能性も・・・
車のバッテリー上がりスマートキーの電池切れのほかに考えられる原因は、半ドアです。バックドアもしっかりと押し込んでから、再度スマートキーで開錠を試してみましょう。集中ドアロックをおこなっても一部のドアだけ施錠されないときには、ドアロックアクチュエーターやコンピュータ関係の故障が考えられます。
スマートキー本体の故障
スマートキーを落としたりして強い衝撃を与えたり、磁気を帯びたものに近づけた場合などは故障の可能性があります。

※落としたり、強い衝撃を与えたり、曲げたりしない
※温度の高いところに長時間放置しない
※ぬらしたり超音波洗浄機などで洗ったりしない
※キーに金属製または磁気を帯びた製品を取り付けたり、近づけたりしない分解しない
※キー表面にシールなどを貼らない
※テレビやオーディオ、電磁調理器などの磁気を帯びた製品の近くに置かない