ネガティブ思考と向き合ってみた
物事をよくない方にばっかり考えてしまうことってありますよね。 「もしかしたら◯◯かもしれない…」「××だったらどうしよう…」そんな考えが、あなたの行動を制限してしまっていませんか?
今回のテーマは“ネガティブ思考”についてです。
ネガティブな考え方をして失敗してしまった僕の体験、そして、実はネガティブ思考にもいい面はあるということをお伝えしていきたいと思います。
みなさん、こんにちは。ポートヒル御津ss、入社2年目の新田です。
この記事は、新入社員として渋谷石油に入社した僕の体験談をもとに、同世代の働く人たちへ役立つ情報を配信するための連載です。
前回は、人の目が気になるということについてブログを書きました。
前回のブログはこちら↓↓↓
「人の目が気になる…」を克服したい!
渋谷石油に入社して現在(2019年11月)1年と7ヶ月が経ちました。その中で、今まで意識していなかった自分の性格や特徴にたくさん気づいてきました。前回、前々回のブログで書いた、失敗を怖がっていたことや人の目を気にしていたことがまさにそうです。これらのように自分の性格の特徴として気づいたものの1つが、ネガティブ思考だということだったのです。
ネガティブ思考で行動できない
思い返してみると、僕は物心ついた時からネガティブな考え方をしていました。小学校の時に習っていた空手。昇級審査や大会の時はいつも緊張していました。「失敗するかもしれない」「負けちゃうかも…」想像してしまうのは、いつもうまくいかなかった時のことでした。ただこの場合だと、審査や大会が始まればやるしかありません。そして結果はどうであれ終わってしまえば、気持ちも楽になり元に戻っていました。
しかし、仕事はどうでしょうか? 例えば接客。車の点検をしてその結果をお客様にお伝えし、ここを交換した方がいいとか、こんな商品がありますよとお伝えします。
その時の僕は、「この商品をおすすめしてもどうせ断られるだろうなぁ」「断られるの嫌だしなぁ」と、想像するのは断られる時のことだけ。そして、交換時期がきているのにもかかわらず、自分のネガティブな感情を優先してしまい、その商品をお勧めせずに接客を行っていました。お客様がその商品を求めているかもしれないのに。
僕は目の前にある販売のチャンスを毎回逃していたのです。どうなるかわからないことに対して、うまくいかないのが嫌だから、行動しないという選択をとっていました。それに気づいた時に、このネガティブな思考を克服したいと感じました。
ネガティブ思考で行動できないときの対処法
1. まずやってみる
ネガティブ思考の人は、何かをやる前から「うまくできない」「失敗する」と考えて行動できなくなってしまっています。しかし実際にやってみると意外と簡単だったり、楽しめたりします。行動しないとどんな結果になるかはわからないのです。
失敗を怖がって行動しないことより、結果はどうであれ勇気を出して行動した自分に注目してあげてください。また、できるかできないかは置いておいて、何事も楽しんだ者勝ちと思って、挑戦してみるのも良いでしょう。
2. ポジティブな想定もする
ネガティブ思考の人が最悪の事態を想定できるのはメリットだとお伝えしましたが、そのことばかりを考えて、うまくいかないと決めつけてしまうのがよくないところです。
物事を悪い方にだけ考えるのではなく、悪いことが起こる可能性がある一方で、上手くいく可能性があるということも頭に入れておきましょう。ネガティブな想定をすると同時に、うまくいくかもしれないというポジティブな想定をすることができたら良いのです。
例えば、商品を進めようか迷っていて、「断られるかも」と思ってしまっても、シンプルに「お客様が求めている商品かもしれない」「買ってもらえるかも」や「次回買ってもらえるきっかけになるかも」など、ポジティブな想定をすることができれば、うまくいかないと決めつけてしまうことを避けることができます。
悪いことばかりではないネガティブ思考
英語の「negative」には、否定的や消極的という意味があります。よくないイメージを持たれるネガティブ思考ですが、メリットもあります。
1. 最悪の事態まで想定することができる
物事のよくない方を常に考えてしまっているネガティブ思考の人は、最悪の事態まで予測することができます。よって、もしもの事態に備え得ることができます。「このような場合があるかもしれない」と考えて行動するのは大切なことですよね。
また、最悪の事態を想定しているので、悪いことが起こってしまった時の心構えができています。ですので、問題が起こった時、何も起こらないと楽観的に考えている人より、問題への対処がうまかったり早かったりするのも、ネガティブ思考のメリットと言えるでしょう。
2. リスクを回避する
ネガティブ思考の人は、悪い状態のことをいつも考えているので、できるだけリスクのない選択をしようとします。ハイリスクをとったほうがいい時があるかもしれませんが、もし失敗してしまうと取り返すのはとても大変です。
悪い事態を想定して、そうならないように考えて慎重に行動し、リスクを回避する。安定した行動をとることを考えるととても重要な能力です。また、会社においての必要な存在だと言えるでしょう。
まとめ
ネガティブ思考だけに囚われてしまうと、自分の行動を制限してしまい、やりたいこともできなくなってしまう可能性があります。
そんなときの対処法として
・まずやってみる
・ポジティブも想定する
といったことが挙げられます。
しかし、ネガティブ思考は悪いことばかりではありません。
・最悪の事態を想定できる
・リスクを回避する
といったメリットもあります。
大切なのはネガティブ思考だけでなく、ポジティブ思考も頭の中に持っておくということです。そしてそれを状況によって使い分けるのが良いでしょう。