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仕事の楽しさがわからなかった僕が、入社2年目でやりがいを見出した話

ポートヒル御津SS、入社2年目の新田です。

この記事は、新入社員として渋谷石油に入社した僕の経験談をもとに、同世代の働く人たちへ役立つ情報を配信するための連載です。

今回のテーマは仕事の“やりがい”

「やりがいがある仕事がしたい」
会社を選ぶ軸として多くの就活生から聞く言葉です。

「やりがいって何?仕事が楽しいわけがない。仕事はお金を稼ぐためにするものでしょう」
就活時代の僕は、そんな風に考えていました。

実際、入社してからも思うように成果が出せず、仕事は全然楽しくない。
しかし、仕事に対してネガティブだった僕は今、接客の仕事でやりがいを見出して毎日試行錯誤しながら楽しく働いています。

“やりがい”とはどんな時に生まれるものなのか。自分の経験をもとに考察しました。

仕事が楽しい?やりがい?よくわからない

僕は大学を卒業して、新卒でこの会社に入社しました。

アルバイトはしたことがありましたが、販売やセールスの経験はありませんでした。

でも人と話すことは好きだったので、お客様と話をして商品を販売するのは楽しそうだし、自分にもできるでしょと思っていました。

しかし、現実はそんなに簡単ではありません。

なかなか商品を買って頂くことができませんでした。お客様との距離を詰めようと考えながら話をすると、ぎこちなくなってしまい思うように弾まない会話。商品の提案をしても、お客様の反応は微妙。

知らず知らずのうちに、浮かんでくる売らなければという焦り。
そう思うえば思うほど上手くいかず、焦りが募っていきました。

思ってたほど簡単じゃない…

思うように提案が進まない…

お客様ともあまり仲良くなれてない…

全然楽しくない

いつしかそんなことを考えながら働いていました。

仕事のやりがいを知るきっかけをくれたのはマネージャー

そんなある時、お客様と仲良くなれないことや、商品の提案がうまくいかなことをマネージャーに相談してみました。

するとマネージャーに「おれがお客様の役やるから、新田接客して、商品の提案をしてみて」と言われロールプレイングをすることになりました。

僕はいつものように商品の提案をしました。

「この商品は〇〇が良くて△△というメリットがあるんですよ。いかがでしょうか??」

それを聞いてマネージャーにこう言われました。

「しゃべっとるの新田だけじゃが。ちゃんと会話して、お客様のこと知ろうとしとらんじゃろ?そうせんといくら説明してもお客様に必要と感じてもらえんで」

それを聞いて、僕は今までなにをやっていたんだと思いました。

自分のことを知ろうとせず、何を欲しがっているかわからない店員に、興味の無いものを勧められても買いたいとは思いません。

Tシャツを買いに行ったのに、趣味じゃないズボンを勧められても買うわけないですよね。そんな、良く考えればわかる当たり前のことが、僕にはできていなかったのです。ただがむしゃらに店舗にある商品をお客様に勧めていました。

押し売りしていたようなものです。

そのことに気づき僕は今までの自分の行動を反省し、提案のやり方を変えることにしました。

仕事のやりがいを見つけるためには行動を変えてみる

まずは必要なのはお客様のことを知ることだ。

そう思った僕は、お客様の普段の車の使い方や、あとどのくらいこの車に乗る予定なのかなどを会話しながら1つ1つきいていきました。

次に思ったのは、お客様に自由に話してもらいたいということです。

そこで、マネージャーにアドバイスをもらい、回答の範囲を制限しない質問であるオープンクエスチョンや、お客様と同じスピードやトーンで話すペーシングを使って話をすることを意識しました。

最初はぎこちない部分もありましたが、やっていくうちにだんだんが弾むようになっていく会話。

それと同時に、それぞれのお客様に合った商品を提案できるようになり、少しずつ商品を購入していただけるようになっていきました。

僕の仕事のやりがい

ある日、オイル交換を担当したお客様にこんなことを言われました。

「新田さん、接客上手じゃなぁ。接客してもらよーるだけで気分がよーなるわー。車もええようになったしほんまありがとな」

嬉しくて鼓動が早くなり少しずつあたたかくなっていく胸。
湧き上がってくる喜び。

やりがいを見つけた瞬間でした。

そして僕は気づいたのです。

「自分の接客を受けることでお客様が笑顔になる」

これが僕のやりがいなんだと。

それからは、もっとお客様に喜んで頂くにはどうすればいいか?ということを考え、日々接客しながら話し方や仕草などを工夫していき働くことが楽しいと思うようになりました。

仕事のやりがいを見つけて楽しく働く

高校や大学を卒業して社会人になると、目を覚ましている時間の多くを働いて過ごすと思います。その時間をどのような気持ちで過ごしますか??

「たのしいな」「これがやりがいだ」と思いながら働くのも

「だるいな~」「たのしくないな~」と思いながら働くのも

その人次第です。

でもどうせ同じ時間働くなら、楽しんで働きたいですよね??
そのためには、やっぱりやりがいを見つけることが大切だと思います。
まずはちょっとでいいので行動してみてください。

言われたことをただやるのではなく、自分で考えてやってみましょう。
一歩踏み出すのには勇気がいるかもしれませんが、行動したさきには今までと違う何かが待っています。

そこでやりがいを見つけることができるかもしれません。

やりがいを見つけることができれば、おもしろくない憂鬱な毎日から抜け出して、楽しい日々を過ごせるはずです。

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この記事を書いた人
新田 歩夢
Nitta Ayumu
カーライフプランナー
著者:にったちゃん