「軽四のオイル交換の時期って普通車と違うの?」
「車の取扱説明書を読んでみると、軽四と普通車とでオイル交換の距離とか時期が違うんじゃけど、なんで違うの?実際はどうなの?」
とあるお客様からそんなご相談をいただきました。今回は実際にあった事例をもとに、オイル交換の時期についてお伝えします!
こんにちは、渋谷石油ポートヒル御津店の武内嘉春です。
僕は車が本当に好きで、16年整備士として車を修理しています。
今まで累計で14400台以上の車検をやってきました。
車を通じて、お客様の相談ごと、困りごとの解決のお手伝い。
今日もここにむけて全力で仕事をしたいと思います。
軽四のオイルは痛みやすい?オイル交換時期は早まるのか?
エンジンオイルはどの車でも交換の時期は一緒!
そう思っている方も多いのではないでしょうか?実際に僕もそう思っていました。
なぜそう思うのでしょうか?
- 広告にはオイルの交換推奨距離は商品ごとに書いてあるから
- 車はどれも同じだと思っている
- そんな情報がない
- 軽自動車自体、早く痛むと思っている
などではないでしょうか?
今回はお客様から実際にあった質問をご紹介したいと思います。
「武内さん、家には普通車もあって、オイルゲージで汚れをみたりするんだけどなんだかオイルの汚れ方が、軽四の方が早い気がするんだけどなんでかな?」
「A様 、僕も実際にオイル交換16年以上14400台以上作業してきて、そんな気がすると感じた時があって、調べたことがあります。」
お客様は、このようなことが気になっているんだ!と思い、以前調べた情報をお伝えしました。
「A様 、なぜかというと、軽自動車は、エンジンが660ccと排気量が小さいので、大きいエンジンに比べて、同じ力を出そうとすると、より多く運動しないと同じ力を出すことができません。例えば、子供と大人が同じ速さで走ろうとするのと同じ感じです。
子供と大人の歩幅が違うように、一歩で進む距離も違うんですよ。大人が走る速度に子供がついてくるには、全力で走らないとついてこれないですよね。」
そうお伝えすると「そうなんじゃ!なるほど!」と言って頂けました。
「A様 なぜ?オイルの汚れ方になぜ気がついたんですか?」
「それは、2台とも同じ時期にオイル交換したけど、軽四の方が、早く走りが変わったり、音がでる気がしたんよな!で気になってオイルの量を点検するつもりで見たんよ」
と言わました。僕自身、見比べたことがなかったです。これからは、プロとしていち早く情報を得て、お伝えすることが大切だと感じました。そこで、詳しく調べてみました。
普通車、軽自動車のエンジンオイル交換時期?
軽自動車のエンジンオイル交換時期の目安としてよく言われているのは、
- 距離・・・3000km
- 期間・・・3ヵ月
一般的な普通車のエンジンオイル交換時期の目安としてよく言われているは、
- 距離・・・5000km
- 期間・・・6ヵ月
この走行距離と期間のうちどちらか早い方で交換です。
というのも、普通車のエンジンオイル量が4~7リットルなのに対し、軽自動車は2.1~3.5リットルと少なめです。少ない排気量でエンジンを高回転させるので、その分オイルに負担がかかり、劣化するのも早くなるんです。
長く乗り続けたいなら! オイル交換時期を守ること!
エンジンオイルの交換時期には換した方が良さそうです。
実際に僕はオイル交換をまめにされるお客様と、あまりされない方の車を見ることができます。最近の車のエンジンは軽くするために金属がアルミ製の物がほとんどで、オイル交換をまめにしないと6万キロぐらいでカタカタ音がでて、本当にエンジン交換が必要になった事例もあります。ちなみにエンジン交換するとなると修理費用は30万円以上します。カタカタ音が出てしまってからでは手遅れです。
当店のお客様で、オイル交換をまめにされていて軽自動車では20万キロ以上、普通車では30万キロ以上調子よく乗っている方がいます。
その方は、
『オイルは一番大事、オイル交換をしっかりしていれば今の車はいくらでも乗れる。』
と言われます。
これからもお客様1人1人との会話の中から、少しでも力になれる事が見付けられたらいいなと思っています。
最後にまとめて、オイル交換をまめにすることで良い事は!
- オイルは適切な時期に交換する事で余分な出費が抑えられる。
- オイル交換する事で燃費よく走れる。
- オイル交換で車の寿命は2倍以上になる。
オイル交換の相談ももちろん、
車検の事や整備のことも是非、お問い合わせください。